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【エクシオグループ】12期連続増配予定の高配当銘柄!資本政策も積極的で株価上昇中!

12期連続増配の安定感に加え、配当も高配当水準のエクシオグループ。自社株買いや財務戦略などの資本政策にも積極的で株価も大きく上昇している注目の銘柄です。今回はそんなエクシオグループへの投資妙味を考察していきます。

こんな人におすすめ
  1. 10期以上連続増配の安定配当の銘柄に興味がある
  2. 配当利回り3.5%を超える高配当水準の銘柄を探している
  3. エクシオグループへの投資判断に迷っている
結論

※A〜Hの投資分類はこちらを参考にしてください。

エクシオグループ会社概要

国内大手通信インフラ

1954年設立の電気通信工事を主とする建設会社。コムシスホールディングス、ミライト・ワンと並び国内大手通信インフラ企業の一角に数えられます。

強み/特徴は?

通信キャリアが主な取引先となりますが、中でもNTTグループとの繋がりが強いことが特徴として挙げられます。

事業ポートフォリオ

セグメント詳細
  • 通信キャリア:通信設備の企画・設計から施工・運用・保守までトータル展開
  • 都市インフラ:CATVや鉄道通信設備、データセンター等の電気設備工事
  • システムソリューション:通信ネットワークシステムから製造業向け基幹システム

M&A積極的

M&Aを通じて事業展開を進め、通信キャリア以外に都市インフラ、システムソリューションの3セグメントにて事業を展開。2030年に向けて1:1:1の割合を目指していくとしています。

こいち

主力の通信キャリア事業は設備投資の減少により、下火の状態が続いています。

EV充電器設置工事も

EV充電などを手がける企業と提携。充電器設置工事を全国で請け負っていきます。

海外比率

システムソリューション事業ではインドネシアなどアジアに拠点を構え事業を展開。売上比率こそ10%未満とまだ低いですが、鉄道や再開発関連の大型エンジニアリング案件の獲得などもあり、先行投資フェーズから利益貢献のフェーズに。

こいち

順調に海外分野が伸びてるようなので、今後の成長の鍵になってきそう。

エクシオグループIR情報(業績/財務/配当)

売上/営業利益率

業績上昇/下落理由

通信キャリア各社の投資抑制傾向が続いており、投資キャリア事業は縮小傾向。都市インフラ事業はデータセンターが好調に推移、システムソリューションも海外の伸長により過去最高更新予定。

こいち

M&Aを通じて事業拡大を続けています。

EPS/ROE

企業価値向上策(資本政策)

2025年度のROE目標を9%以上に設定。配当方針の見直しや自社株買い、環境・人財戦略など積極的なIR活動を展開しています。

こいち

5年連続で数十億円規模の自社株買いを行うなど、資本政策には積極的です。

自己資本比率/キャッシュ

  • 有利子負債比率:37.07%
  • 有利子負債額:1124億円
  • 流動比率:222%

財務の安全性は?

いずれの指標も及第点の水準であり、財務は問題ないと言えます。

配当/配当性向

※2024/01/23時点
  • 配当利回り:3.69%
  • PER:14.66倍
  • PBR:1.13倍
  • 総還元性向:83.5%
  • 株主優待制度:なし

株主還元方針/配当方針は?

DOE(自己資本配当率)4.0%を目安とした安定的かつ継続的な配当を方針としています。従来の3.5%から4.0%に還元方針を拡大させる方針に変更しています。自社株買いも機動的に実施するとしています。

12期連続増配

24/3期も増配を予定しており、これで12期連続増配となる見込みです。

こいち

配当方針通り、中長期の安定配当目的には最適な銘柄と言えますね。

エクシオグループ競合比較

PER/PBRの割安度

全社比、競合比いずれも割安/割高とも言えない水準です。

こいち

競合比でROE最も高いのは好感が持てます。

エクシオグループ株価/将来性について

株価上昇/下落理由

1年間を通じて日経平均をアウトパフォーム。特に大きな材料はありませんが、好調な業績や自社株買い、資本政策も好感が得られていると考えられます。

リスク

情報通信ネットワークの構築・施工を主な事業としていることから、通信キャリア各社との取引比率が高くなっています。中でもNTTグループに占める割合が高いため、NTT依存度の高さはリスクとして認識しておく必要があります。

エクシオグループまとめ

  • データセンター向け電気工事や海外システム構築好調で過去最高益更新予想
  • 12期連続増配に加え、配当利回り3.5%を超える高水準
  • 積極的な資本政策により株価上昇傾向
  • NTTへの依存度高く、主力の通信キャリア事業が縮小傾向
  • 成長中ではあるが、海外比率低く内需型
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