最近はさくらインターネット、住石ホールディングスのように短期間で株価が大きく上下する銘柄が増えていますが、これらの銘柄は投資初心者は狙うべきではないと考えています。
本投稿ではなぜ投資初心者がこれらの銘柄を狙うべきではないのか、ではどのような銘柄を狙うべきなのかについて解説をしていきます。
仕手株とは短期的に大きな利益を上げることを目的とした「仕手筋」によって、人為的に相場をコントロールされた株のことを指します。短期間のうちに株価が乱高下し、ストップ高とかを繰り返してる銘柄は仕手株の可能性があります。
本来の企業価値とは全く連動せず、株価が大きく上がってる銘柄とも言えます。
上図のチャートのように一時的に株価が大きく上昇するものの、間も無くして株価が急落することが仕手株の特徴です。
急騰前のボックス相場で株を徐々に買い集めたのちに、大量の買い注文で株価を釣り上げます。SNS等を活用して買い煽りを行い、個人投資家を誘い出したところで売り抜けるという手法になります。
かつては2ちゃんねるなどが活用されましたが、今ではX(旧Twitter)などが活用されていますね。
もちろん、どの銘柄が仕手株かどうかは分かりません。共通する特徴としては以下が挙げられます。
時価総額100億円以下が狙われるケースが多いとされますが、実際は1000億円前後の銘柄でも行われています。ただ、逆に時価総額が1兆円を超えるような大型株で行われることはまずありません。
トヨタのような大型株を動かすためにはとんでもない資金を要するため、現実的ではありません。
浮動株の反対語は特定株です。特定株とは社長が有している株であったり、まず市場で流通しない株のことを指し、反対の浮動株は市場に流通している株のことを指します。目安としては20%以下が一つの目安となります。
浮動株が少ない銘柄の方がコントロールしやすいため、狙われやすいとされます。
貸借銘柄とは信用取引を行える銘柄を指します。一般的には信用取引が行える貸借銘柄の方が仕手株になりやすいと言えます。
投資初心者の方(≒この記事を読んでる方)は狙うべきではありません。なぜなら、プロが仕掛けている相場に、初心者が立ち向かうのは負け戦と言えるからです。最近だとさくらインターネット、住石ホールディングスが仕手株にあたると考えています。
仕手筋からすると、鴨がネギ背負ってきたようなものですので無闇に飛びつくのは避けることをおすすめします。
では、初心者はどのような銘柄を探せば良いのでしょうか。
本サイトでおすすめしてるのはバリュー株投資になります。バリュー株とは本来の企業価値に対して、株価(時価総額)が割安に放置されている銘柄になります。
本来の企業価値とは異なり株価が上昇する仕手株に対して、バリュー株は企業価値以下に放置されている銘柄です。このような銘柄は下値が限定的であり、株主還元の強化などきっかけ一つで株価の上昇を狙うことができます。
特に最近は東証のPBR改革のおかげもあり、株主還元の強化に動く銘柄増えています。
1年前(2023年前半)までは大型株にも割安な銘柄が多くありましたが、ここ1年で大型株を中心に株価は大きく上昇しました。
一方で中小型株は大型株に比べて株価の上昇が遅れています。PBR改革が遅れていることがその一因であり、大型株に続いて中小型株も対策を行うと考えると、今後は中小型株への投資に旨みがあるのではないかと考えています。
では、どんな株がバリュー株なの?結局どの銘柄おすすめなの?という疑問が上がるかと思いますので、過去に紹介した記事を以下に載せています。
あくまで投資は自己責任が前提条件になりますが、上記で紹介している銘柄は割安で、今後の上昇余地が高いと考えている銘柄ですので、参考にしていただければ幸いです。