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【要約まとめ】ゼロからわかるファイナンス思考

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簿記3級くらいの会計知識は得た(実際に簿記は受けてませんw)が、もう少し企業分析の観点で知識をつけたいと手に取った本です。X(Twitter)でどなたかが読んでることを知り、「ファイナンス思考」というタイトルに惹かれてこの本を選びましたが、読んで大正解でした。

簿記知識が全くない方には少し難しいと感じると思いますが、基本知識はあるけど、それをもっと企業分析に活かしたいという方には非常におすすめの本となっていますので、ぜひ検討の参考にしていただければと思います。

朝倉祐介氏

引用:シニフィアンHP(https://signifiant.com/team/Yusuke-Asakura/)

低迷していたミクシィの業績回復を牽引したことでも実績を残されています。個人的には、競馬騎手養成学校から、東京大学という異色の経歴が非常に興味をそそりますよね。

ゼロからわかるファイナンス思考

漫画も踏まえた物語形式でまとめられている本ですので、難しい言葉や用語もスッと入ってきやすいです。中小電機メーカーを題材に、今後マーケットが縮小していく中でどのように会社を経営していくのか、経営コンサルに相談するというストーリーで話が展開していきます。

「まえがき」において、ファイナンスは資本主義のルールそのもの。これを知らないのは、「大会のルールも何も把握せずにサッカーのトーナメントに出場しているのと同じようなもの」と言及されていますが、読了後には納得感を感じる本でした。

ポイント

企業価値とは?

将来にわたって生み出すと期待されるキャッシュフローの総額を、現在価値に割り戻したもの。その現在価値に割り戻す計算方法のことをDCF(ディスカウンテッドキャッシュフロー)法と言います。

DCF法

なぜ割り戻して計算する必要があるのか?それは今の100万円と10年後(将来)の100万円の価値が異なるため。異なる理由は、リスクフリーレート(金利)とリスクプレミアムで説明することができます。

つまり、割り戻しを行う際の「割引率」はリスクフリーレート+リスクプレミアムで求めることができます。具体的には、WACCという指標を使いますが、この点は後述します。

企業価値を高めるには?

前述の「割引率」の考え方から、企業価値を高めるためにはキャッシュフローを増やし、割引率を抑える必要があることが分かります。

企業価値から、債権者価値(ネット有利子負債)を引いたものが株主価値にあたります。長期的には、株主価値と時価総額は収斂していきます。短期的には需給の問題や、外的要因などで安定しませんが。

では、具体的に企業はどのようなことをすれば、企業価値を最大化することができるのか?それが以下の4つの活動です。

①外部からの資金調達

資金調達方法は、債権者からの借入(デッド・ファイナンス)、純資産の増加(エクイティ・ファイナンス)の大きく2つに分けられます。

債権者は安全を、投資家は成長性と効率を求めます。この特性を理解した上でバランスを取っていくことが重要。

三菱HCキャピタルは自己資本比率が高いですが、債権者(三菱UFJ銀行)の意向が強いのでは?と示唆を得ることができますね。

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②資金の創出

普段行われている営業活動などが際たるもの。売上を上げて、費用を減らすことに注目されがちですが、売掛金を早く回収したり、買掛金の支払いを遅らせる、在庫を少なくすることもファイナンス上重要なことです。

③資産の最適配分

余剰資金は株主還元に回すのか。それとも株主還元を減らしてでも、今は事業成長のために投資に充てるのか。会社全体を見通した上で、より全社的な判断が必要。考えられる打ち手も多く、まさに経営者の腕の見せ所。

④ステークホルダー・コミュニケーション

ステークホルダーに対し、自分たちがどのような意思を持って活動してるのかを知ってもらうこと。IR資料や統合報告書などが際たる例ですが、その他にも様々な活動があります。

これら4つの活動を行っていく必要がありますが、企業価値最大化に向けて阻害要因になるのが「P/L脳」です。

P/L脳とは?

目先のことを最大化することを目的視すること。つまり、長期的な視点を持たずに、短期的な意思決定を繰り返してしまうことです。P/L脳が軽視しているのは、「キャッシュ」、「資本コスト」、「成長投資」の3点。

キャッシュと成長投資はイメージつくかと思いますが、では資本コストとは?

資本コストとは?

資金調達にかかるコストのこと。借入の場合は金利のことを指しており、「負債コスト」と呼びます。一方、投資からの資金調達の場合は期待リターンのことを指しており、「株主資本コスト」と呼びます。この負債コストと株主資本コストを調達額に応じて加重平均したものが、WACC(加重平均資本コスト)です。

前述の「割引率」に使われるのがWACC。企業価値算出時にはWACCが用いられるわけです。言い方を変えると、会社は今持っている資産をWACC以上の利回りで運用して還元しなければならないと考えることができます。

最近、ROICがよく使われるようになりましたが、ROICは事業を運営するのに用いられているお金(純資産と有利子負債)がどれだけの利回りで利益を生み出しているかを示します。ROICはWACCを上回らなければならないです。

まとめ

株価が割安か割高かを判断する基準として、PERやPBRといった指標が有名です。この本では、まずそもそもの企業価値とは何か。それはどのように算出することができるのかといった、より根本的な考え方を知ることができます。

また、その企業価値を最大化させる手法として、前述の4つがあります。それを認識した上で、今この企業はどのような戦略を取ろうとしているのかを考えることで、企業の考え方や将来性などを図ることができるようになるのではないかと思います。

何度か見直しながら習得していきたいと感じましたので、備忘録的に書いていきましたが、より具体的に知りたい方は本の方をご確認ください。

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投資家/コンサル
投資家ブロガー(投資歴5年)/日米高配当株を中心に個別株に投資中/経歴:大手メーカー→スタートアップ→外資IT→コンサル(独立)

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