【ダブルエー】優待拡充も株価下落の理由とは?過去最高益ながら株価軟調銘柄
株主優待を年1回から年2回に拡充させたものの、年初来マイナスパフォーマンスのダブルエー。4月の月次売上が低調だったことや、円安が逆風であることが理由だと考えられます。
そんなダブルエーは割安なのかどうかについて考察していきます。
- ダブルエーへの投資判断に悩んでいる
- ダブルエーの株価下落理由が知りたい
ダブルエー 会社概要
婦人靴の企画・販売
婦人靴の企画・販売を行う会社。オリジナルブランド製品や他社ブランドの卸売を「ダブルエー」「卑弥呼」での店舗販売に加え、ECサイト等で行っています。出店は駅ビル、ショッピングセンターなどを中心に展開しています。
強み・特徴
自社で製造を行うSPA(製造小売)の事業形態。生産は中国の協力会社に委託しています。
ユニクロやニトリなどと同じ事業形態ですね
事業ポートフォリオ
24/1期までは婦人靴の企画・販売事業の単一セグメントで事業を展開しています。主な商品ブランドは以下の通りです。
ORiental TRaffic、WA ORiental TRaffic、ORTR、NICAL、卑弥呼、HIMIKO、MISCH MASCH
24/1期時点でオンライン販売比率は24%となります
海外比率
海外比率は10%強。中国、香港、台湾で実店舗、ECサイトを展開しています。
成長戦略の一つとして、ブランド認知度の高い香港および台湾に対して事業を強化していくとしています
ダブルエー 過去業績
売上/営業利益率
業績上昇/下落理由
店舗数の純増に加え、パンプスなどの定番商品や高価格帯の「卑弥呼」が堅調。EC販売も好調で、人件費増の影響はありつつも売上・営業利益ともに続伸。
オンライン販売を強化し、26/1期には営業利益率を15%を目標としています
EPS/ROE
企業価値向上策/資本政策
24/1期から26/1期までの中期経営計画では営業利益の目標を40億円に設定。これは23/1期からCAGR50%伸ばしていく高い目標となりますが、24/1期時点では進捗通り。財務戦略等は示してませんが、業績の拡大に重きを置いています。
自己資本比率/フリーキャッシュフロー
- 有利子負債比率:0%
- 有利子負債額:0
- 現金等:28.6億円
- 流動比率:508%
財務の健全性は?
有利子負債は有しておらず無借金経営。自己資本比率、流動比率いずれも高水準であり、財務は良好です。
配当/配当性向
- 配当利回り:1.02%
- PER:14.76倍
- PBR:2.26倍
- 株主優待制度:あり
株主還元方針/配当政策
財務体質の強化や事業拡大のための投資資金の確保を重視しつつ、継続的な配当を実施することで株主還元を充実させるとしています。
株主優待
100株以上保有の株主に対し、オンラインストアで使える靴1足無料券を贈呈しています。詳しくは会社HPをご確認ください。
2024年6月には株主優待を年1回から年2回に拡充させています
ダブルエー 株価推移
年初来パフォーマンス
2024/07/14までの年初来パフォーマンスは上図の通り。好調な日経平均を尻目に年初来マイナスパフォーマンスと低調な株価推移。
好調な業績からすると、PERは14倍台と割安水準だと考えられます
低調な理由
大きな材料こそありませんが、月次の売上で3月、4月と低調だったことや円安によって仕入値の上昇が向かい風になっていることが理由であると考えられます。
月次次第で株価も反応する可能性もあるので、要注目ですね
ダブルエー まとめ
免責事項はこちら
- 本ブログは株式購入の勧誘や推奨を行うものではありません。何らかの保証・約束するものではありませんので、投資判断はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。
- 本ブログで紹介している数字やグラフは、信頼できると判断した情報に基づいて作成しておりますが、その情報の正確性を保証するものではございません。
- 本ブログは、予告なしに内容が変更・削除等されることがあります。
- 本ブログに掲載している情報は、その時点で調査した情報であり、時間の経過とともにその情報が陳腐化している可能性がございます。その場合もいかなる責任は負いかねますのでご了承ください。