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【フォーサイド】株価上昇の理由は?5連続ストップ高を記録した注目のAI関連銘柄

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2024年2月にAI事業への参画を公表したことにより、株価急騰のフォーサイド。ただ、業績の実態とは無関係に株価が急騰しており、個人的には今触れるべき銘柄ではないかなと考えています。今回はそんなフォーサイドへの投資妙味を考察していきます。

こんな人におすすめ
  1. フォーサイドへの投資判断に悩んでいる
  2. フォーサイドの株価上昇理由を知りたい
  3. AI関連銘柄を探している

フォーサイド会社概要

クレーンゲームの景品製造が主

クレーンゲームの景品の企画・開発・販売を主にビジネスを展開する企業。業種は「情報・通信」ですが、これは祖業に由来します。

2000年設立で携帯電話向けコンテンツプロバイダーとして事業を開始。その後、消費者金融事業やモバイルコンテンツ事業、電子書籍事業とビジネスの形を変えながら事業展開している企業です。

AI事業へ参画

2024年2月にAI領域における新たな事業を開始することを決めたと発表。AI研究をリードする東京大学松尾氏の共同研究でPMを務めた佐藤氏を新しく設立する子会社の取締役に迎え入れるとしています。

こいち
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流行りのテーマに乗っかるフットワークの軽さが特徴的ですね。

事業ポートフォリオ

セグメント詳細
  • プライズ:クレーンゲーム用景品の企画・制作・販売
  • 不動産関連:家賃保証業務および物件管理業務等
  • コンテンツ:電子書籍配信サイト「モビぶっく」運営
  • イベント:大型商業施設の催事場でのコンテンツ展示販売
  • マスターライツ:音楽関連事業、出版事業
こいち
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コンテンツ系を活かした事業が多いですがAIもこれに関連してくるのか、それとも不動産関連のように全く関係ないビジネスなのか。

海外比率

海外売上構成比は10%未満のため、詳細の数値は公表していません。

フォーサイド過去業績

売上/営業利益率

業績上昇/下落理由

2010年代前半は電子書籍事業を主に積極的に海外にも進出するも、大赤字を連続して記録。代表取締役の交代などを経て徐々に経営状態を改善してきています。

EPS/ROE

着眼点
  • EPSは上昇傾向
  • ROEは8%を継続的に超えているか(8%未満の場合は上昇傾向かどうか)
  • 資本政策に積極的に取り組んでいるか

企業価値向上策/資本政策

財政の立て直しが急務であり、資本政策は特に行なっていません。

自己資本比率/フリーキャッシュフロー

23/3末時点
  • 有利子負債比率:31.6%
  • 有利子負債額:4.9億円
  • 現金等:11.9億円
  • 流動比率:126%

財務の健全性は?

2012年は自己資本比率が90%を超えるも、フリーキャッシュフロー赤字を連発し大幅に低下。ここ数年はキャッシュフローも改善し、財務も良化傾向です。

配当/配当性向

2011年以降、配当は行なっていません。

※2024/03/19時点
  • 配当利回り:0%
  • PER:138.87倍
  • PBR:8.80倍
  • 株主優待制度:あり

株主還元方針/配当方針

財政状態および経営成績を勘案しながら利益配当を行なっていくことを基本方針としています。ただ、2011年以降は最終損失の累積により無配となっています。

株主優待制度

電子書籍販売サービス「モビぶっく」において利用可能な株主優待ポイントを、保有数に応じて贈呈しています。詳しくはこちらをご覧ください。

フォーサイド株価/将来性

日経平均と直近1年のパフォーマンスを比較したのが上図です。2024年2月にかけて5連続ストップ高となるなど株価が急騰しています。仕手株のような動きにも見えるので注意が必要ですが、上昇理由は以下の通り。

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株価上昇理由

2024年2月に公表したAI関連事業への参画が、大きな期待を集める形となり株価が急騰。その後一旦下落はするものの、以前過去の水準から見ると高い位置にいることが分かります。

こいち
こいち

まだ具体的な事業の内容すら分からない状態ですので、乗っからない方が無難かなと。

リスク

調査時点でPERは130倍超えと明らかに期待値先行で高騰していることが分かります。期待を裏切るようなニュースが出た場合には大きく下落することが予想されるため、マネーゲームを望む方以外の参加は悪手と考えられます。

また、AI事業に関しても具体的な内容が不明なため、将来性を予想するのが困難です。これまでの事業内容から考えて、同社にAI関連事業に特別な優位性があるとも考えられません。

こいち
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あまり得体の知れないものには触れるべきではないかなと。

フォーサイドまとめ

  • 2010年代前半の最悪期は脱しており、業績・財務は良化傾向
  • 今後、需要の拡大が見込めるAI関連事業へ進出するため、子会社の設立を発表
  • 財務の立て直しを行なっている段階であり、株主還元は行なっていない
  • 株価上昇によりPERが高騰いるが実態は伴っておらず、一気に下落するリスクも
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投資家/コンサル
投資家ブロガー(投資歴5年)/日米高配当株を中心に個別株に投資中/経歴:大手メーカー→スタートアップ→外資IT→コンサル(独立)

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