【リベルタ】株価急上昇の理由とは?年初から3倍超えも将来性は?
2024年に入って株価急上昇のリベルタ。住友化学などとの共同開発を発表したことによる期待や、猛暑関連商品の売上が好調であることから、今後の業績拡大に期待が集まっていることが要因です。
では、そんなリベルタへの投資妙味に関して考察していきます。
- リベルタへの投資判断に悩んでいる
- リベルタの株価上昇理由が知りたい
リベルタ 会社概要
日用品の企画・販売
「ベビーフット」などのコスメ、トイレタリー、機能衣料などの商品企画・販売を行う企業。自社で工場は持たないファブレス体制。過去のヒット商品情報の独自分析に基づき新しいニッチニーズを創出、発掘するビジネスモデル。
事業ポートフォリオ
同社は各種オリジナル商品等の企画販売を行う事業の単一セグメントとなります。ジャンル別に販売実績を分類すると上図のようになります。
角質ケアアイテム「Baby Foot」、口臭ケア歯磨き「DENTISTE’」など数多くのヒット商品を手掛けます
海外比率
海外比率は1割強。米国を中心に、国内のヒット商品を海外での販路拡大を狙います。
リベルタ 過去業績
売上/営業利益率
業績上昇/下落理由
夏に向けて冷感衣料が好調。口臭予防歯磨きなども好調に推移し、宣伝費、のれん償却費などは重いものの売上は堅調。
EPS/ROE
企業価値向上策/資本政策
事業拡大が優先であり、財務戦略(資本戦略)に関しては言及がほとんどありません。23/12期の売上は70億強ですが、30/12期の目標は300億円と、7年で4倍以上の高い目標を掲げています。
自己資本比率/フリーキャッシュフロー
- 有利子負債比率:152.59%
- 有利子負債額:24.9億円
- 現金等:5.28億円
- 流動比率:149%
財務の健全性は?
有利子負債は150%超え、自己資本比率も30%弱とやや不安な水準。成長投資を積極的に行っており、財務が固いとは言えません。
配当/配当性向
- 配当利回り:0.75%
- PER:59.89倍
- PBR:5.02倍
- 株主優待制度:あり
株主還元方針/配当政策
長期にわたる安定的な経営基盤の確保を目指し、業績に応じた適正な利益配分を継続的に実施することを基本方針としています。
配当利回りからも分かる通り、配当目的の投資には不向きです
株主優待
株式6単元(600株)以上を保有されている株主を対象に、自社オンラインショップで使える5,000円分のポイント、商品購入代金を10%オフを贈呈しています。詳しくは会社HPを確認してください。
リベルタ 株価推移
直近パフォーマンス
2024/07/22までの年初来パフォーマンスは上図の通り。5月と7月に大きく上昇しており、年初から3倍を大きく超えるパフォーマンスとなっています。
中長期で見ても、2024年に大きく注目を集めていることがわかります
株価上昇理由
大きく分けると以下の2つの要因となります。
- 住友化学などとの共同開発(5月)
- 猛暑対策商品が好調(7月)
住友化学などとの共同開発
住友化学、ユタックスとの3社による共同開発で冷感プリント技術を活用した衣料品「氷撃α」を開発。2024年5月に今後の収益貢献を見込んだ買いが集まっています。
猛暑対策商品が好調
猛暑対策商品である「FREEZE TECH 衣類用冷感ミスト」の累計販売本数が32万本を突破したと発表。前期比で大幅に伸長しており、業績の押し上げ効果に期待が集まり株価が急上昇しています。
将来性には期待ですが、現在のPERは期待値が先行しているので注意が必要です
リベルタ まとめ
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