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【RIZAP】株価上昇後下落の理由は?2024年株価が乱高下がなぜ起きているかを解説

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chocoZAP事業の黒字化及び株主優待の拡充により株価大幅上昇後、創業社長による立会外分売と新株発行を発表し株価大幅下落のRIZAP。その一連の流れやRIZAPがどのような企業なのかについて考察していきます。

こんな人におすすめ
  • RIZAPへの投資判断に悩んでいる
  • RIZAPの株価上昇/下落要因が知りたい
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RIZAPグループ会社概要

「RIZAP」の運営

パーソナルトレーニングジム「RIZAP」の運営をはじめ、子会社「BRUNO」による小売事業などを展開する企業グループ。設立は2003年で、健康食品の通信販売を行う「健康コーポレーション」が起源となります。

強み・特徴

23/3末時点で関係会社は60社を超えるなど、設立から約20年と歴史が浅い中で積極的なM&A戦略により事業を展開しています。

同族経営

資産管理会社含め、創業者の瀬戸健氏の一族で約6割の株式を有しており、実質同族経営となります。また、札幌証券取引所に上場しています。

事業ポートフォリオ

セグメント詳細
  • ヘルスケア・美容:「RIZAP」「chocoZAP」の運営、物品の販売
  • ライフスタイル:「BRUNO」等を子会社とする小売業
  • インベストメント:フィットネスやアパレル、宝飾品等

海外比率

海外売上比率は10%未満のため、数値は公表していません。国内が主戦場となります。

RIZAPグループ過去業績

売上/営業利益率

業績上昇/下落理由

19/3期はM&Aによって傘下に入れた企業の立て直しが想定通り進まず、特別損失を計上。23/3期はライトユーザー向け「chocoZAP」の先行投資に費用を要し、赤字に転落しています。

こいち
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19/3期に比べ、23/3期は先行投資によるものでポジティブ?

EPS/ROE

企業価値向上策/資本政策

企業価値向上に向けた事業投資のフェーズであり、資本政策に関する言及は見当たりません。

自己資本比率/フリーキャッシュフロー

23/3末時点
  • 有利子負債比率:326.38%
  • 有利子負債額:462億円
  • 現金等:158億円
  • 流動比率:88%

財務の健全性は?

「chocoZAP」などの先行投資に向けた借入を実施。戦略投資期間と位置付ける一方で、財務の危険性は高まっているので注意が必要です。

配当/配当性向

※2024/03/09時点
  • 配当利回り:0%
  • PER:–倍
  • PBR:19.11倍
  • 総還元性向:0%
  • 株主優待制度:あり

株主還元方針/配当政策

経営状況を勘案した上で、安定的に増配することを基本的な方針としています。ただ、現時点では赤字の状況であり、配当は行っていません。

株主優待制度

保有株数に応じた優待ポイントを贈呈(or 「chocoZAP」2ヶ月間無料)。ポイント数に応じて優待商品と引き換えを行うことができます。詳細は会社HPをご確認ください。

こいち
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24/3期は株主優待方針の拡大を発表!詳しくは後述します。

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RIZAPグループ株価上昇理由

chocoZAP事業の黒字化

24/3期第3四半期決算においてchocoZAP事業の黒字化を発表。会員数・出店数がともの当初の想定を上回ったとしており、成長投資が早期に利益につながるとの期待から注目を集めています。

株主優待の拡充

chocoZAP会員数100万人突破を記念し、株主優待を大幅に拡充。100株以上で贈呈されるchocoZAPの無料期間を拡大したことにより、個人投資家にポジティブなインパクトを与えました。

こいち
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ただ、あくまで24/3期の特典であり、来期以降に関しては言及していません。

RIZAPグループ株価下落理由

立会外分売

3/7大株主であり創業者の瀬戸社長が立会外分売で発行済み株式の約5%(約2700万株)を売却すると発表。需給の悪化につながると嫌気され、ストップ安水準まで株価が下落しています。

こいち
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全て売り切れるかはわかりませんが、約2700万株は相当インパクトの大きい数字。

新株予約権の発行

立会外分売で得た資金で新株予約権を1株194円で行使するとしており、新株発行による希薄化も懸念されています。調達した資金を元手に「chocoZAP」への投資や東証プライム上場申請準備に着手するとしています。

こいち
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東証上場によるプラス効果の指摘もありますが、個人的にはマイナスの方が大きいかなと。

RIZAPグループまとめ

まとめ
  • 23/3期はchocoZAPなどへの先行投資がかさみ赤字に転落
  • 24/3期第3四半期でchocoZAP事業がプラスになったこと、株主優待を拡充させたことで株価大幅上昇
  • その最中、大株主の創業社長による立会外分売を公表
  • 得た資金で新株発行をするとのことで需給の悪化と株式の希薄化懸念で株価大幅下落
  • 合わせて東証プライムへの上場を目指すとのことで、プラスとマイナスで見方が別れる
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投資家/コンサル
投資家ブロガー(投資歴5年)/日米高配当株を中心に個別株に投資中/経歴:大手メーカー→スタートアップ→外資IT→コンサル(独立)

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