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【因幡電機産業】ニッチ産業の優良高配当銘柄!その魅力や投資妙味を考察

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日常的に接する機会の少ない「電設資材」というニッチな産業の優良銘柄。その魅力やどのような投資スタイルにおすすめなのかについて考察しています。因幡電機産業への投資を検討中の方や、気になっている方はぜひご覧ください!

こいち
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日米高配当株投資を中心に投資歴は5年目を迎え、年間配当金は30万円オーバー。保有銘柄の評価益はプラス40%超。

数字(業績)だけの分析だけではなく、コンサルの経験も活かした事業分析や考えうるリスクなど、独自の視点で解説してます!

因幡電機産業

電設資材商社

電気設備資材(電設資材)の専門商社。商社としての卸売の役割と、自社製造の資材を販売するメーカーとしての役割も持ちます。本社を大阪に構え、首都圏よりは特に西日本で競争優位性を築いている企業です。

メーカー機能も

商社として扱う商材は電設資材と産業機器。メーカーとしての売上は全体の約2割(画像1枚目)ですが、営業利益ベースでは45%(画像2枚目)のシェアを誇ります。つまり、自社製品の方が利益率が高いということが分かります。

因幡電工

自社製品の中でも特にシェアが大きいのが空調分野。「因幡電工」という独自のブランドを展開しています。

強み

ユーザーにとって取引にかかる手間を削減することができるのが最大の強み。ユーザーはメーカーから直接発注することもできますが、与信管理や他の取引との相殺作業など、因幡電機産業が間に入ることで、より自分たちの作業を効率化することができる。

電設資材販売としての知名度、長年の経験で培ったこの強みこそが因幡電機産業の最大の強みであると考えられます。

業績

売上/営業利益率

利益率の高い「自社製品」の割合が増していることで緩やかながら年々利益率が向上。拠点、従業員数を増やしながら、着々と業績を伸ばしていますが、海外にはほとんど展開しておらず、あくまで国内での事業展開となります。

首都圏を中心とした再開発や、データセンター向けなどの大型物件の投資が活発化していることにより、今期も過去最高を更新予定。

EPS/ROE

ROEも右肩上がりで前期は初の10%台と高水準に。内部留保も潤沢なだけに、今後成長投資などが行われるかにも期待。西日本で優位性を築いていることから、大阪万博も絶好の機会と言えそうですね。

自己資本比率

有利子負債比率は0.25%(約3億円)と低く、23/3末時点でネットキャッシュは400億円を超えるキャッシュリッチ企業。前期末の現金減少は、定期預金に預け入れしたことによるものです。

配当

  • 配当利回り:3.75%
  • PER:12.50倍
  • PBR:1.15倍
  • 株主優待制度:なし

配当と自社株買いの合計で、総還元性向50%を目安とするとしています。22/3期から24/3期までの3期累計で約50億円の自社株買いを行います。

一時的な微減配はあるものの、配当も10年で2倍以上に成長。業績も安定しているだけに、長期的な配当目的には適していると言えそうです。

競合比較

商社機能メインの因幡電機産業と、メーカーの未来工業ではビジネスモデルが違いますが、同じ電設資材を扱う2社で比較しています。

営業利益率に差はありますが、因幡電機産業のメーカー部門も営業利益率は20%弱あります。いずれも内需型の企業で、財務安定のキャッシュリッチが特徴。

株価

年初来では日経平均をアンダーパフォームしているものの、20%以上の伸び。未来工業比では大きく劣りますが、これは未来工業が株主還元方針を大きく変更したことによるもの。内需型の企業の中では、安定して株価も伸ばし続けていると言えるのではないでしょうか。

業績の急拡大が見込める可能性は低いと考えていますが、今後も堅調に稼いでくれそうな企業。また、配当も安定していることから、中長期の投資として有望な銘柄ではないかなと考えています。

まとめ

  • 電設資材専門商社ですが、メーカー機能拡大により収益性向上傾向
  • 業界で安定した地位を築いており、安定した収益を築く
  • キャッシュリッチな財務に加え、配当も上昇傾向で高配当水準
  • 内需型のため、大きな業績拡大は見込みにくいが、配当目的の中長期投資適正は高い会社
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投資家/コンサル
投資家ブロガー(投資歴5年)/日米高配当株を中心に個別株に投資中/経歴:大手メーカー→スタートアップ→外資IT→コンサル(独立)

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