銘柄分析
PR

【三菱UFJ FG】24/3期中間決算で純利益4倍!高配当株投資としての魅力を考察

8656s384
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
無料アプリで隙間時間に情報収集

今話題のmoomoo証券!

こいち
こいち
  • スマホから手軽に相場の全体像を把握
  • ヒートマップで業種別パフォーマンスがわかる
  • 個別株の分析がパソコンなしで可能
moomoo証券

高金利・円安の恩恵もあり好決算を発表している三菱UFJフィナンシャルグループ。高配当銘柄としても人気の銘柄ですが、今回は同社の魅力について考察しています。同社への投資を検討中の方や、銀行銘柄が気になっている方はぜひご覧ください!

こいち
こいち

日米高配当株投資を中心に投資歴は5年目を迎え、年間配当金は30万円オーバー。保有銘柄の評価益はプラス40%超。

数字(業績)だけの分析だけではなく、コンサルの経験も活かした事業分析や考えうるリスクなど、独自の視点で解説してます!

三菱UFJフィナンシャルグループ

三菱UFJ銀行

メガバンクの「三菱UFJ銀行」を中核子会社に置く、三菱グループの金融持株会社。日本国内で最大の民間金融グループになります。

日本国内のみならず、タイには「アユタヤ銀行」、アメリカの投資銀行「モルガン・スタンレー」の筆頭株主でもあるなど、積極的に海外にも進出しています。代表的な関連会社は以下の通り。

  • 三菱UFJ銀行
  • ジャックス
  • auじぶん銀行
  • 三菱UFJニコス
  • アコム
  • モルガン・スタンレー(持分法適用会社)

海外進出

2022年度経常収支ベースでは国内と国外の割合が50:50。銀行の収益は半分以下であり、信託、証券、カード、リース等、収益源に偏りがなく、多角的に事業展開しているのが特徴です。

  • デジタルサービス:非対面取引にて個人及び法人向けサービス
  • 法人・リテール:国内の消費者(個人)及び中小企業向け
  • コーポレートバンキング:国内大企業向け
  • グローバルコマーシャルバンキング:海外の中堅・中小企業に向け
  • 受託財産:信託銀行業務
  • グローバルCIB:海外大企業向け
  • 市場:ポートフォリオ運用

業績

売上/利益率

20/3期はコロナの影響拡大を考慮した「貸倒引当金」を計上したことにより大幅減益。前期は金利上昇に伴う利鞘の拡大により大幅増収も、米ユニオンバンクで約1500億円の減損損失を計上したことにより、純利益率は低下。

EPS/ROE

金利の上昇は収益の押し上げ要因。企業や個人への貸付の際、今まで以上に利率を上げることができるため、同じ金額の貸付でも利鞘が大きくなります。かつ、円安により海外で稼いだ収益の日本円換算が大きくなることも業績に寄与。

24/3期中間決算では前述の減損損失が剥落したことに加え、金利上昇・円安の恩恵もあり、前期比で当期純利益が4倍と好決算を発表しています。ただ、それら外的要因を除くと業績はほぼほぼ横ばいの時期が続いていただけに、過度な成長期待は禁物です。

自己資本比率

預金として預かったお金が「負債」として扱われるため、銀行業はビジネスモデル上、自己資本比率が低くなります。銀行の自己資本に関しては、銀行業務の健全な運営を保つことを目的とした国際統一基準が設けられており、その基準内にて運営を行っています。

配当

  • 配当利回り:3.19%
  • PER:—倍
  • PBR:0.85倍
  • 株主優待制度:なし

今年度(2023年度)まで配当性向40%への累進的な引き上げを目指すとしており、ここ数年は増配傾向。また、PBR1倍割れの改善策として企業価値の向上を図っており、自社株買いなど株主還元は厚くなる方向です。

競合比較

金融グループの中で売上/利益ともにNo.1に位置します。現金の保有額も最も多く、金利高の局面で多くの貸付を行うことができるため、最も有利なビジネス環境とも言うことができます。

各社PBR1倍割れを課題としており、政策保有株式の売却や株主還元を厚くする方向に舵を切っており、高配当銘柄として人気を集めています。

3社の中でも最も多角化(事業・海外)しており、三菱商事などグループシナジーにも期待できる同社は、個人的に最も成長期待もできるのではないかと思っています。

株価

日銀のYCC修正や、政策金利修正観測もあり、ここ1年は株価が大きく伸長。好調な日経平均をアウトパフォームしています。メガバンク比較ではほぼほぼ同水準となります。

金利の上昇は銀行全体で好材料ですが、2010年代は横ばいの業績。3社の中では成長期待が大きいと考えていますが、過度な成長期待は禁物です。ただ、配当は安定かつ、株主還元の厚さにも期待できる銘柄ですので、配当目的を基本ベースに中長期的な成長にも期待したい銘柄

まとめ

  • 2010年代は業績横ばいも、金利高・円安により、ここ数年業績伸長
  • メガバンクの中でも、事業及び地域展開において最も多角化が進む
  • 過度な成長期待は禁物も、3社の中では成長期待が魅力な銘柄
  • 配当は安定しており、PBR改善のために株主還元も厚くなる傾向
  • 基本は配当目的に、あわよくば株価上昇も狙っていけるのでは?
あわせて読みたい
【三井住友FG】24/3期半期決算にて上方修正及び増配を発表!今後も安定成長に期待?
【三井住友FG】24/3期半期決算にて上方修正及び増配を発表!今後も安定成長に期待?

免責事項

  • 本ブログは株式購入の勧誘や推奨を行うものではありません。何らかの保証・約束するものではありませんので、投資判断はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。
  • 本ブログで紹介している数字やグラフは、信頼できると判断した情報に基づいて作成しておりますが、その情報の正確性を保証するものではございません。
  • 本ブログは、予告なしに内容が変更・削除等されることがあります。
  • 本ブログに掲載している情報は、その時点で調査した情報であり、時間の経過とともにその情報が陳腐化している可能性がございます。その場合もいかなる責任は負いかねますのでご了承ください。
Twitterからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
こいち
こいち
投資家/コンサル
投資家ブロガー(投資歴5年)/日米高配当株を中心に個別株に投資中/経歴:大手メーカー→スタートアップ→外資IT→コンサル(独立)

年間配当額は50万円オーバー!2023年10月末時点でポートフォリオの評価益は30%超え。過去持ち株の無配転落を機に銘柄選定を強化中
記事URLをコピーしました