【アジア航測】12期連続非減配の安定高配当銘柄！中長期で配当目的向き

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航空測量をメインとするアジア航測ですが、12期連続非減配の安定高配当株。堅調な公共投資を背景に業績も安定しており配当目的には適格。そんなアジア航測への投資妙味に関して解説していきます。

結論

※A〜Hの投資分類はこちらを参考にしてください。

アジア航測 会社概要

航空測量大手

航空測量（空間情報の取得）からコンサルティングまで展開する空間情報コンサルタント企業。空中写真から地図量産化技術を初めて実用化した会社です。

強み/特徴

自社で航空機を保有しセンサーによる空間情報の収集・解析を行います。災害等が発生した際、いち早く災害現場へ向かうことができるのが強みです。

事業ポートフォリオ

新規事業注力

2033年に向けた中期経営計画において、既存事業のみでは成長性に乏しいとし、新規事業が成否を分けるとしています。コンサルタント事業から「エンジニアリング」事業に広げていく方針です。

DX注目企業2022（AAS-DX）

専門的な方法で計測された地理空間データを高度AI、3D解析、可視化技術などの先端技術「センシングイノベーション」への重点投資を行なっており、DX注目企業にも選定されています。

公共事業中心

国策

売上の7割以上が公共案件。社会インフラ施設の維持管理や国土基盤の整備、防災など市場は堅調に推移しています。国策として国土強靭化への積極的な予算確保が今後も予想されます。

アジア航測 IR情報（業績/財務/配当）

売上/営業利益率

増収増益（過去最高）の理由

国土強靭化、脱炭素推進に向けた国の推進により、社会インフラ施設の維持管理が堅調に推移。高精度センシング機材を活用した国土の3次元地形データの整備等が好調。

EPS/ROE

企業価値向上策は？

自社株買いは行っていませんが、ROEは10%前後の高い値が継続。企業価値向上に向けて株主還元方針の見直しも行っています。

こいち

キャッシュ豊富なのでまだまだ改善余地があるとも言えます。

自己資本比率/キャッシュ

実質無借金経営

有利子負債額以上に手元の現金を有しており、実質無借金経営。財務指標はいずれも安定の水準です。

こいち

キャッシュも豊富ですが、投資その他の資産も69億円近く有しています。

配当/配当性向

株主還元方針/配当方針は？

従来は配当性向20〜30%を目安としていましたが、中期経営計画2026の始動と合わせて配当性向35%以上に目安を引き上げています。

12期連続非減配

23/9期も増配を予定しており12期連続非減配となります。10年で6倍以上の増配率となります。

アジア航測 競合比較

PER/PBRの割安度

全社比で見ると割安です。アジア航測だけではなく、業界全体的に将来性が低く見積もられているとも考えられます。

こいち

後述する「リスク」の部分が懸念されていますかね。

アジア航測 株価/将来性について

株価上昇/下落理由

最近1年は日経平均とほぼほぼ同じようなパフォーマンス。大きな材料こそありませんが、堅調な業績による上方修正の結果と言えます。

リスク

公共依存度の高さにあります。国の予算次第で良くも悪くも業績に影響を与えるため、注視していく必要があります。

こいち

基本は内需依存のため、大きな成長は見込みにくいと考えられますね。

アジア航測 まとめ

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投資家/コンサル

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投資家ブロガー（投資歴5年）／日米高配当株を中心に個別株に投資中／経歴：大手メーカー→スタートアップ→外資IT→コンサル（独立）

年間配当額は50万円オーバー！2023年10月末時点でポートフォリオの評価益は30%超え。過去持ち株の無配転落を機に銘柄選定を強化中