【QPS研究所】株価下落の理由は?ストップ高連発後大幅下落の背景を考察
2023年12月上場から株価5倍以上と大きく上昇。プレスリリースや、宇宙関連に注目が集まるニュースのたびに株価が大きく反応しています。一方、その後は25/5期の見通しが悪いことなどを受けて大きく株価が下落しています。
- QPS研究所への投資判断に悩んでいる
- OPS研究所の株価上昇/下落理由が知りたい
- 宇宙関連銘柄を探している
QPS研究所 会社概要
九州大学発祥の宇宙開発企業
2005年創業の宇宙開発企業。小型SAR衛星の開発・製造を行い、宇宙から撮影した画像データの販売を行っています。
九州大学発祥のベンチャー企業で2023年12月に東証グロース市場に上場しています。
事業ポートフォリオ
地球観測衛星データ事業一本で事業を展開しています。主なビジネスモデルは上図の通りで、衛星の開発から打上げを行い、画像を販売することで収益を得ています。
QPS研究所 過去業績
売上/営業利益率
業績上昇/下落理由
24/5期は大幅増収の見込みですが、営業利益率は大幅赤字の状況です。
自己資本比率/フリーキャッシュフロー
- 有利子負債比率:5.77%
- 有利子負債額:3億円
- 現金等:35.2億円
- 流動比率:359%(24/5期第2四半期)
財務の健全性は?
いずれの指標も安全の水準であり、財務は問題ありません。
配当/配当性向
配当実績はありません。
- 配当利回り:0.00%
- PER:—倍
- PBR:21.90倍
- 株主優待制度:なし
株主還元方針/配当政策
配当政策にはまだ言及がありません。
QPS研究所 株価推移
2024/08/19までの年初来パフォーマンスは上図の通り。3月末には上場来高値の4,840円をつけたものの、その後は一転して右肩下がり。最高値から3分の1以下に下落していることが分かります。
株価上昇理由
中間決算の内容
2024年1月15日に24/6期の中間決算を発表。経常利益は赤字ながら、予想に対して上振れしたことが好感されています。官公庁受託案件の売上が計画を上回って推移しているとしています。
また、合わせて副社長COOが黒字化のタイミングについて「稼働機数が8機くらいで利益が出る。24年度に8機に達すれば黒字化する」と述べたことにより、黒字化はそう遠くないとの観測から買いを集めました。
24/6期も予想は赤字なので、仮に黒字化した際には株価も大きく上昇しそうですね。
画像の公開
2月上旬には小型SAR衛星「ツクヨミ-I」で取得した高精細モードによる初画像を公開したと発表。販売するための画像を問題なく取得できたことにより、今後の安定稼働への期待から株価が上昇しています。
防衛省から大型受注
3/1には防衛省から新たに宇宙領域の活用に必要な共通キー技術の先行実証に向けた衛星の試作を受注したと発表。受注額は約56億円で納期は2028年を予定しており、今期への影響度は当初想定の範囲内としています。
他にもUAEの政府ファンドが宇宙分野に大規模投資をする方針などのニュースにも反応するなど、たびたび株価が大きく反応しています!
株価下落理由
24/5期こそ黒字(経常)となったものの、25/5期は一転して赤字転落することを発表したことで大幅に下落しています。他にもCOOの市來氏の退任などもネガティブ材料と捉えられています。
足元では反発していますが、今後もニュース次第で大きく上昇・下落が考えられる銘柄です
QPS研究所 まとめ
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