2024.04.28

【ギグワークス】株価急騰の理由は秋元康氏？上昇の背景やその後軟調な理由を考察

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2023年9末から10月にかけて株価が4倍以上に急騰のギグワークス。子会社が共同開発を行うブロックチェーンゲームのアドバイザーに秋元康氏が就任したことで大きな期待が集まっています。

今回はその背景や、そもそもギグワークスがどのような会社かについて考察していきます。

こんな人におすすめ

ギグワークスへの投資判断に悩んでいる
ギグワークスの株価上昇/下落理由が知りたい

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Contents

ギグワークス会社概要
ギグワークス過去業績
ギグワークス株価推移
- 株価上昇要因
- 株価下落要因
ギグワークスまとめ

ギグワークス会社概要

ギグワーカーの人材派遣など

IT機器の導入・運用支援、営業・販売支援、人材派遣、BPO事業（コールセンター運営）等の事業を展開する企業。1977年の設立後、M&A等を通じて事業を多角化し、2019年より現社名となっています。

強み・特徴

単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」の人材派遣などに注力している点が特徴です。

事業ポートフォリオ

事業ポートフォリオ

オンデマンドエコノミー：セールスプロモ、コールセンター、フィールドエンジニア、コンストラクション、WEB3サービス
デジタルマーケティング：通販・ECサービス
システムソリューション：システムデベロップメント
シェアリングエコノミー：シェア/サテライト/バーチャルオフィス

海外比率

海外では事業を行っておらず、国内のみの事業展開となります。

ギグワークス過去業績

売上/営業利益率

業績上昇/下落理由

22/10期以降、半導体不足も影響しIT機器の設置案件が不調。投資もかさんだことにより、営業利益率はここ数年低迷しています。

こいち

IT機器の販売不調は一過性のものではない可能性が高い。他事業での収益力向上が求められます

EPS/ROE

企業価値向上策/資本政策

23/10期は固定資産の減損損失や、のれん減損損失を計上したことにより最終赤字に。ROE、EPSともに右肩下がりと苦しい展開になっています。

自己資本比率/フリーキャッシュフロー

23/10末時点

有利子負債比率：95.99%
有利子負債額：28.7億円
現金等：27.5億円
流動比率：132%

財務の健全性は？

特別悪いわけではなく、かといって指標が良いとも言えず、最低限の水準といった財務状況です。

こいち

思い切ってM&Aを行う企業なので注視する必要があります

配当/配当性向

※2024/04/28時点

配当利回り：0.88%
PER：132.79倍
PBR：3.69倍
株主優待制度：あり

株主還元方針/配当政策

利益の状況や将来の事業展開などを総合的に勘案しながら、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としています。

こいち

配当利回りも低く、配当目的の投資には不向き

株主優待

グループ会社「日本直販」の株主優待専用WEBサイト内で利用可能な30%の割引クーポンを贈呈しています。

ギグワークス株価推移

引用：Google Finance
引用：Google Finance

直近1年のパフォーマンスは上図の通り。2023年9月〜10月にかけて株価が急騰。一時は4倍以上に伸長しましたが、その後は一転して下落基調な展開が続いています。主な上昇、下落の理由は以下のとおりです。

株価上昇要因

2023年9末から株価が急騰。子会社のGALLUSYSが共同開発で進めるブロックチェーンゲーム「SNPIT（スナップイット）」のアドバイザーに秋元康氏が就任すると発表したことで大きく期待を集め、連日ストップ高となりました。

株価下落要因

その後は東証による信用規制の臨時措置が強化されたこともあり株価が下落。反発する場面もありましたが、過熱感が高まっていたこともありその後は軟調な株価展開が続いています。

こいち

とはいえPERは依然100倍超！最高益の21/10期ベースのEPSに達したとしてPERは27倍の水準です

ギグワークスまとめ

ポイントまとめ

IT機器販売の不調や、投資が増えていることで営業利益率が低下傾向
固定資産やのれんの減損損失もあり、23/10期は最終赤字に
子会社が開発を進めるブロックチェーンゲームに秋元康氏がアドバイザーとして就任したことで株価が急騰
信用規制がされたことや、過熱感が一服したこともありここ数ヶ月は軟調な株価展開

【ギグワークス】株価急騰の理由は秋元康氏？上昇の背景やその後軟調な理由を考察

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