【メタプラネット】株価急騰の理由は?上昇の背景と企業の詳細を考察
2024年5月に株価急騰で一躍注目のメタプラネット。その理由は「ビットコイン」にありますが、今回はその背景やメタプラネットの詳細について考察していきます。
- メタプラネットへの投資判断に悩んでいる
- メタプラネットの株価上昇理由が知りたい
メタプラネット 会社概要
ホテル事業を運営
東京五反田のホテルロイヤルオーク五反田を運営する会社。かつては東南アジアでの宿泊業や飲食事業、音楽CD販売も行っていたが、現在は事業を縮小。現在はWeb3や投資事業での収益拡大を図っています。
事業の柱がなく、いろんな事業を転々としている感じですね
事業ポートフォリオ
- ホテル事業:ホテルロイヤルオーク五反田運営
- その他:Web3及びメタバース関連事業等
Web3やブロックチェーン、NFTなどの先端技術を活用した事業を展開する子会社を設立。ただ、システム開発に時間を要しており減損損失を計上するなど、収益貢献は不透明な状況です。
23/12末時点で売上貢献はホテル事業のみ。ただ、いずれも赤字の状況です
海外比率
かつてはタイなど東南アジアでの宿泊業も営んでいましたが、現在は日本国内が100%となります。
メタプラネット 過去業績
売上/営業利益率
業績上昇/下落理由
コロナ禍での大赤字を計上後、回復傾向とはいえ未だに多額の100%を超える営業赤字を計上しています。
EPS/ROE
企業価値向上策/資本政策
2022年はリース解約益等による特別利益によって最終黒字になっていますが、本業が赤字続きのため苦しい状況が続いています。
自己資本比率/フリーキャッシュフロー
- 有利子負債比率:11.55%
- 有利子負債額:1.31億円
- 現金等:5.53億円
- 流動比率:158%
財務の健全性は?
2021年には債務超過も2023年に大幅改善。有形固定資産の売却による収入があったことから大幅に財務状況が改善しています。
ただ、本業が安定していないうちは投資等による財務状況の変化に注意が必要です
配当/配当性向
配当の実績はありません。
- 配当利回り:0.00%
- PER:—倍
- PBR:9.56倍
- 株主優待制度:なし
株主還元方針/配当政策
収益力の向上・財務体質の改善を図りながら長期的かつ安定した配当を行うことを基本方針としています。ただ、直近10年は財務状況から無配が続いています。
メタプラネット 株価推移
直近1年パフォーマンス
2024/07/30を起点とする直近1年のパフォーマンスが上図の通り。業績の低迷と連動するように株価は20円前後の低調な相場が続いていましたが、2024年4月に一時株価上昇後、7月には株価が急騰している状況です。
株価上昇理由
この一連の株価上昇の要因はビットコインに起因しています。4月には同社がビットコインを十数億円分購入したことを発表。新株予約権の行使により調達した約9.35億円の資金ほとんどをビットコインの購入にあて、保管する予定だとしています。
足元ではビットコイン価格が急騰していることから、同社の株価にも反映していると考えられます
メタプラネット まとめ
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